医療の現場では力が必要なことも多く、ロボットが導入されているところも少なくありません。
人間の力ではたいへんなことも、文句も言わずにこなしてくれるロボットは心強い味方でしょう。
しかし、ロボットが導入されているのはそれだけではありません。
実は心のケアにも使われていて、効果を上げているそうです。
例えば自閉症やアルコール依存症など、人に対して心を開きにくいケースで有用なのです。
自閉症やアルコール依存症の治療ではカウンセリングが重要になりますが、どうしてもカウンセラーと患者の相性があり、うまく行くことばかりではありません。
また、「自分の病気が恥ずかしい」という気持ちから本心を語りづらく、カウンセリングが進まないという問題もあります。
しかしソーシャルロボットならば心がないので、恥ずかしさや話しにくさを感じることなくカウンセリングを進めることが可能です。
また、他言などをしないという絶対的な信頼感があるため、患者が心を開きやすくなるそうです。