医療は一般的に疾病を治療することと言われています。
一方、最近、統合医療と言う言葉を聞くことが多いと思われます。
この区別は、医療は特定の疾病を対象としているのに対し、総合医療は医療を受ける人を対象としています。
西洋医学に多くを頼り疾病の治療をすることに加えて、人の生活を対象として、西洋医学だけでなく漢方医学や介護だけでなく自然や経済なども総合的に取り入れ、衣食住も視野に入れた言葉です。
言い換えるとクオリティーオブライフという言葉に象徴されます。
統合医療は医療従事者だけでなく様々な職業のみならず地域の住民まで巻き込んで、一人の人だけでなく地域住民全体が健康的に生活できることまでの広い意味にも使われます。
アメリカでは、統合医療を、西洋医学を様々な手法で補完や代替する総合的な医療であり、具体的にはビタミンやミネラルを取り入れたり、ヨガや瞑想、鍼灸やリラクゼーションなども取り入れる場合もあると言われています。
今日では、次第に狭義の医療から広義に総合医療への動きがあると言って良いでしょう。